コールマンの火器類メンテ。

F-15

2015年04月03日 08:04

古い火器類を使ってるのでメンテが必要になります。



気になる個所があったのでメンテをしてみました。

今回のメンテ対象はオールドコールマンのランタン228Fとシングルバーナーの502ですが、これらのバルブの軸に燃料の滲みが見られるのです。
ナットを増し締めすることで多少は改善させられるのですが、パッキンが劣化し過ぎているのか燃料の滲みが止まりません。

現状の滲みは通常使用するうえで危険を感じることはありませんが、いつ悪化して炎上の原因になるかわかりませんので処置します。




この症状はグラファイトパッキンを交換すれば大抵の場合は完治します。


まずは2マントルランタンの228Fから作業をします。



写真ではわかりにくいですが、軸から燃料が滲みが出ていて指で触るとホワイトガソリンが手に付きます。
一度ナットを締め込んでみましたが、滲みが止まりません。




ナットを外しバルブASSYを外します。
パッと見た感じ問題は無さそうに見えます。




パッキンを外してみましたが、再利用できるのじゃないかって思える見た目でした。



が、状態チェックと思い軽くつまむと砕けました。
経年劣化なのでしょう。
簡単に砕け散るので内部は細かいヒビが多く有ったのかも。
それが原因で燃料が伝い滲み出ていたのかもしれません。




新しいパッキンを付けて組み付けます。




ナットを締め込んで行くとバルブの回り具合に変化が出てきます。
最初はスカスカですが、ナットの締め込みに応じてバルブを回す抵抗が大きくなって行きます。
操作に問題の無い範囲まで締めこんで完了です。


次は502のグラファイトパッキンの交換です。



バルブを全開にしたところですが、軸にホワイトガソリンと砕けたグラファイトパッキンで筋が出来ています。




これも同じ様にナットを外してバルブを取り外します。




ナット側にグラファイトパッキンが固着していたのでほじってパッキンを除去します。




新しいパッキンを取り付けたらナットを締め込んでいきます。




先ほどのランタンと同じくバルブの回り具合を見ながら締め込んで作業完了です。


圧をかけて様子を見ましたが問題無さそうです。
安心して使えます。





Fin





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